リリースノート

42.1.20170604.c3ba04c

概要

openSUSE Leap はお使いの PC やラップトップ、サーバなどで動作する、 Linux ベース
の自由なオペレーティングシステムです。 Web の閲覧や電子メール／写真の管理、オフ
ィス作業やビデオ／音楽の再生などを行なうことができます。お楽しみください！

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目次

インストール

    最小限のシステムインストールについて
    UEFI—Unified Extensible Firmware Interface
    UEFI, GPT, MS-DOS の各パーティションについて

システムアップグレード

    ネットワークインターフェイスの命名について
    Btrfs: システムを巻き戻し (ロールバック) した際のディスク領域の開放漏れにつ
        いて

全般

    非オープンソース (non-oss) リポジトリについて

テクニカル

    印刷システム: 改善点と互換性を失う変更について

その他

    KDE とネットワーク認証について
    KDE Plasma でのスクリーンセーバサポートについて

さらに詳しい情報とフィードバック

The end of the maintenance period for openSUSE Leap 42.1 is now reached. To
keep your systems up-to-date and secure, upgrade to a current openSUSE version.
Before starting the upgrade, make sure that all maintenance updates for
openSUSE Leap 42.1 are applied.

For more information about upgrading to a current openSUSE version, see http://
en.opensuse.org/SDB:Distribution-Upgrade.

For the release notes of previous releases, see http://en.opensuse.org/
openSUSE:Release_Notes.

インストール

本章には、インストールに関連する説明が書かれています。アップグレードに関する詳
しい手順については、下記で公開されている文書をお読みください: https://
doc.opensuse.org/documentation/leap/startup/html/book.opensuse.startup/
part.basics.html

最小限のシステムインストールについて

最小インストールのパターンを選択してインストールした際、サイズを肥大化させてし
まう様々な推奨パッケージをインストールしないようにするため、不要なパッケージに
対して矛盾を設定し、インストールを防ぐためのパターンがインストールされます。こ
のパターンは patterns-openSUSE-minimal_base-conflicts という名称で、システムの
インストール後に削除することもできます。

また、最小構成でインストールすると、既定でファイアウオールは無効化されます。必
要であれば SuSEfirewall2 をインストールしてください。

UEFI—Unified Extensible Firmware Interface

UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) を利用して起動するシステムに
openSUSE をインストールする場合、事前に製造元が推奨するファームウエア更新を必ず
チェックし、可能であればインストールしておくことを強くお勧めします。 Windows 8
がプレインストールされているマシンの場合、お使いのシステムが UEFI である可能性
が高いものと思われます。

背景: UEFI のファームウエアによっては、 UEFI のストレージ領域に多くのデータが書
き込まれることで、起動に失敗してしまうバグを抱えています。もちろんこれはバグで
あるため、どれだけ "多くの"データを書き込むことで問題を発生させるのかは、誰にも
わかりません。 openSUSE では、 OS を起動するのに最低限必要となるデータ (UEFI に
対して、 openSUSE のブートローダの場所を示すための情報) しか書き込まないように
することで、このバグの発生を最小化しています。 Linux カーネルのオリジナル版では
、 UEFI のストレージ領域に起動やクラッシュに関する情報を書き込む機能 (pstore)
がありますが、既定では無効化しています。ただし、バグである都合上、ハードウエア
の製造元が推奨するファームウエア更新については、必ずインストールしておくことを
お勧めします。

UEFI, GPT, MS-DOS の各パーティションについて

EFI/UEFI の仕様には、新しい形式のパーティションテーブル GPT (GUID パーティショ
ンテーブル) が定義されています。この新しい方式では、ユニークな GUID (識別子; 32
桁の 16 進数で表わされる 128 ビットの値) を利用してデバイスとパーティション種別
を識別します。

これに加えて、 UEFI の仕様では古い MBR (MS-DOS) 形式のパーティションテーブルに
も対応しています。 Linux のブートローダ (ELILO, GRUB2) では、これらの古い形式の
パーティションに対して、自動的に GUID を割り当ててファームウエア内に書き込もう
とします。この場合、 GUID は頻繁に変更されるものであるため、ファームウエアへの
再書き込みも頻繁に発生することになります。この再書き込みには 2 つの操作、具体的
には古い項目の削除と、それを置き換える新しい項目の作成を行ないます。

新しいファームウエアでは、削除された項目を収集して古い項目用に確保したメモリを
解放する、ガーベージコレクタ機能が用意されています。ファームウエアに不具合があ
ると、これらの古い項目を収集できなかったり、メモリを解放しなかったりする場合が
あり、これにより起動が不可能になる場合があります。

このような場合は、古い MBR 形式のパーティションを新しい GPT 形式のパーティショ
ンに更新して、問題を回避してください。

システムアップグレード

本章には、アップグレードに関する説明が書かれています。詳しいアップグレード手順
については、下記で公開されている文書をお読みください: https://doc.opensuse.org/
documentation/leap/startup/html/book.opensuse.startup/cha.update.osuse.html

ネットワークインターフェイスの命名について

ネットワーク上離れたリモートのマシンを openSUSE 13.2 からアップグレードする場合
は、ネットワークインターフェイスが想定通りに命名されているかどうかをご確認くだ
さい。

openSUSE 13.2 では「予測可能な」形態でネットワークインターフェイスの命名を行な
っていました (例: enp5s0) が、 openSUSE Leap 42.1 では固定のインターフェイス名
(例: eth0) を使用するようになっています。そのため、アップグレードして再起動を行
なうと、場合によってはネットワークインターフェイスの名前が変わってしまい、これ
によってシステムにアクセスができなくなってしまうことがあります。インターフェイ
ス名が変わってしまうことを防ぐには、システムを再起動する前に、各ネットワークイ
ンターフェイスに対して下記のコマンドを実行します:

/usr/lib/udev/udev-generate-persistent-rule -v -c enp5s0 -n enp5s0 -o /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules

なお、上記の enp5s0 を、お使いの環境のネットワークインターフェイス名に置き換え
てください。

Btrfs: システムを巻き戻し (ロールバック) した際のディスク領域の開放漏れについて

既定では、 openSUSE 13.2 で Btrfs のパーティションレイアウトを使用した環境で初
回のシステムのロールバック (巻き戻し) を実行した際、ディスク領域内にアクセス不
可能な無効領域が生じてしまいます。このレイアウト問題は openSUSE Leap 42.1 で解
決されていますが、この修正は新しくインストールしたシステムにのみ適用することが
できます。

openSUSE 13.2 からアップグレードする場合、ファイルシステムを新しいレイアウトに
変換することはできませんが、失われたディスク領域を取り戻す方法があります。

非標準の設定やロールバックを行なわない場合のデータ損失について

下記の手順は、 openSUSE 13.2 のインストーラが作成する既定の提案に従い、システム
をセットアップした場合にのみ正しく動作します。

上記に加えて、あらかじめシステムのロールバックを実施しなければなりません。

btrfs を標準以外の設定で作成した場合や、これまでにシステムのロールバックを作成
していない場合、下記の手順を実施するとデータの損失が発生します。

 1. まずはルートファイルシステムをマウントします:

    mount /dev/<ルートファイルシステム> -o subvolid=5 /mnt

 2. サブボリューム内に存在しない /mnt 以下のファイルを全て削除します:

    find /mnt -xdev -delete

 3. 再度ファイルシステムのマウントを解除します:

    umount /mnt

全般

非オープンソース (non-oss) リポジトリについて

システムのインストール直後、 non-oss リポジトリは無効化されて登録されます。

必要であれば、 YaST または zypper のコマンドを利用して、
openSUSE-Leap-42.1-Non-Oss リポジトリを有効化してください。 zypper の場合は、下
記のコマンドを実行します:

zypper mr -e repo-non-oss

テクニカル

印刷システム: 改善点と互換性を失う変更について

CUPS バージョン 1.7 へのアップグレードについて

CUPS のバージョンが新しくなって大幅な変更が加えられたことにより、従来のバージョ
ン 1.5 から移行した場合は、手作業による設定調整が必要となる場合があります。

  • 現在は標準の印刷ジョブ形式が PS ではなく、 PDF になっています。そのため、旧
    来の PostScript プリンタで印刷を行なう場合は、新たにフィルタを設定する必要
    が生じています。

    詳しくは http://ja.opensuse.org/印刷処理をお読みください。

  • ネットワークプリンタの検出プロトコルが変更されました。新しいネイティブなプ
    ロトコルは DNS Service discovery (DNS-SD, つまり、 Avahi 経由) をベースにし
    た仕組みになりましたが、 cups-filters パッケージで提供される cups-browsed
    サービスを利用することで、従来のプロトコルとの間で橋渡しを行なうことができ
    るようになっています。 "従来の" クライアントからプリンタを発見できるように
    したい場合 (LibreOffice や KDE からの印刷を含みます) は、 cupsd と
    cups-browsed の両方を動作させる必要があります。

  • IPP プロトコルの既定のバージョンは、 1.1 から 2.0 となりました。 CUPS 1.3.x
    のような古い IPP サーバ (たとえば SUSE Linux Enterprise 11 など) を利用して
    印刷する場合、 IPP 2.0 リクエストを Bad Request として拒否してしまいます
    (詳しくは http://www.cups.org/str.php?L4231 をお読みください) 。

    古いサーバから印刷できるようにするには、 IPP プロトコルのバージョンを明示的
    に指定する必要があります。下記のいずれかの箇所で、末尾に /version=1.1 を追
    加してください:

      □ client.conf 内の ServerName 設定 (例: ServerName
        older.server.example.com/version=1.1) 。

      □ CUPS_SERVER 環境変数の値。

      □ コマンドラインツールの -h オプションで指定するサーバ名の値。たとえば下
        記のように指定します:

        lpstat -h older.server.example.com/version=1.1 -p

  • いくつかの印刷フィルタやバックエンドは、 cups パッケージから cups-filters
    パッケージに移動されています。

  • いくつかの設定ディレクティブが、 cupsd.conf から cups-files.conf に分離され
    ています (それぞれ http://www.cups.org/str.php?L4223 , CVE-2012-5519,
    https://bugzilla.opensuse.org/show_bug.cgi?id=789566 をお読みください) 。

  • また、 CUPS のバナーとテストページについても、 cups パッケージから
    cups-filters パッケージに移動されています (詳しくは http://www.cups.org/
    str.php?L4120 および https://bugzilla.opensuse.org/show_bug.cgi?id=735404
    をお読みください) 。

その他

KDE とネットワーク認証について

KDE のディスプレイマネージャ SDDM を使用していて、多数のユーザが登録されている
認証方式を設定すると、 SDDM が実質的に使用できなくなってしまいます。また、 SDDM
で automounter を使用していると、起動時に各ユーザのホームディレクトリをマウント
しようとしてしまい、起動に時間を要する結果にもなってしまいます。

/etc/sddm.conf ファイルを編集して、下記のような項目を設定してください:

[Theme]
Current=maldives

[Users]
MaximumUid=1002

詳しくは https://bugzilla.suse.com/show_bug.cgi?id=953778 をお読みください。

KDE Plasma でのスクリーンセーバサポートについて

KDE Plasma は既定ではスクリーンセーバに対応していません。スクリーンセーバをお使
いになりたい場合は、まず xscreensaver パッケージをインストールしてください。

あとはデスクトップセッションで xscreensaver を起動するように設定します。まずは 
K+設定+KDE システム設定を選び、その中から起動と終了+自動起動を選びます。あとは
プログラムを追加を押し、 xscreensaver と入力して OK を押します。

スクリーンセーバを設定したい場合は、 xscreensaver-demo コマンドをお使いください
。

さらに詳しい情報とフィードバック

  • まずはメディア内の README 文書をお読みください。

  • また、特定のパッケージに対する詳細な変更点を RPM パッケージから表示するには
    、下記のコマンドを実行します:

    rpm --changelog -qp ファイル名.rpm

    ファイル名の箇所を RPM の名前に置き換えてお使いください。

  • また、メディアのルートディレクトリには ChangeLog ファイルがあります。ここに
    は、更新されたパッケージに対する全ての変更点が時系列順に並んでいます。

  • そのほか、メディアの docu ディレクトリには、さらに詳しい情報があります。

  • それ以外にも、 https://activedoc.opensuse.org/ には追加／更新されたドキュメ
    ンテーションがあります。

  • openSUSE が提供する最新の製品ニュースを読むには、 http://www.opensuse.org
    をご覧ください。

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openSUSE をお使いいただき、ありがとうございます。

openSUSE チームより。

